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最近のブーム免疫力、そのアレンジ版の免疫療法

神経芽細胞腫の最後の全部ひとつ残らず、がん細胞やっつけます、の治療が免疫療法。
このブログにも何度か書きました。

免疫療法について

最初は実験段階だった、この治療も、晴れて、COG(childrens oncology group)の治療プロトコールの一部となり、神経芽細胞腫ステージ4の患者さんで寛解が得られた患者さんは治療対象になりました。

というわけで、この治療を行うことも増えてきました。

まず、この治療、IL-2というインタールーカンのみのときは特に副作用は見られません。副作用が見られない、ということを確認できたら、もし家族にその希望があれば、自宅で4日間の投薬をしてもらえるようになりました。

そして、CH14,18 (カイマリック14,18)のみの投与、またCH14,18 とIL-2のコンビネーションの投与、のときのみ、入院してもらいます。
そして、もちろん、治療中は1-1ナーシング。
化学療法や、化学療法後の副作用の管理の時とは全く違う看護の仕方、になります。
だから、カイマリックをやる日は、頭の切り替えが必要です。

いつもの、様子見様子見、副作用と同時進行、または、副作用が出るタイミングで投薬をしていったり、看護のプランニングをしていくのとちがって、カイマリックの時はもう、攻めの大勢。

看護計画が、もう、カイマリックの2手先を行く、感じなのです。
痛みが来るパターンを分析し、来る前に痛み止めを投薬。
熱のパターンを分析し、アセタミノフェンとNSADs(非ステロイド系鎮痛薬)を駆使しての熱のコントロール。
プラス、抗ヒスタミン系の薬を巧みにあやつり、血圧を保ちながらも、発疹などの副作用を抑えていく。

データを集めては分析し、その先手を打つ、という、カイマリックならではの、看護です。
そして、私たちのチーム、この免疫療法の管理がだいぶ上達してきました。

例えば、CH14,18は初めはゆっくりと始めていき、副作用がないのを確認したら、プロトコール通りの速度に投薬を早め、できるだけ10時間で、そして、絶対に20時間以内に投薬を終わらせます。この、速度を速めるさじ加減が、患者さんんひとりひとりの反応の仕方によって変わります。この辺のデータの読み方、分析の仕方、数年による経験と勉強会、チームワークにより、かなり向上してきました。

この免疫療法、ドクターの出番はほとんどありません。(ごめんなさい!)
看護師の手に、かかってます!

あとは、この治療が本当に、効いてくれるのを祈るのみです。







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Author:oriental nurse
子どものがん看護、緩和ケアをモントリオールで追求しているオリエンタルナース(東洋人ナース)です。

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