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癌の子どもをもつおかあさんたち。


先日、夜勤で、ふとしたきっかけで、2人部屋のお母さん二人と話しこむことがありました。

「子どもたちの誰かがなくなったとき、ナースたちは、そのことを、私たちに教えてくれるの??」

と、そのうちの一人のお母さんに聞かれ、

「私たちは、守秘義務、というのがあるので、患者さんの情報をほかの人に言うことができないから、

そういうことはできないんです」

と、私が、答えたところから始まり、

ここに入院して、治療を始めたことで、知り合った人達とのつながりが、どれだけ、お母さん同士で

支えになっているか、という話を、二人が、私にし始めました。


一人のお母さんは、いつも、元気いっぱい、治療で入院、または、Neutrophils(好中球)が治療のあとに、

急激に下がり、その状態で、熱を出したときに抗生剤の治療のために入院を余儀なくされるFebrile neutropenia

で入院、と、いつの入院のときにも、"Hi,**(私の名前) How are you doing? Is everything OK??"と、ナースの

みんなにも、気をくばり、いつも、笑顔の人なのです。


その人が、こういいました。

「この子が癌って診断されてから、もう、友達の誰にも、ママ友の誰にも、会いたくなくて、会ってないの。

薬屋さんで薬をもらうのも(カナダでは処方箋をもって薬屋さんに行き、そこで、薬をもらいます)同じ薬局

で、この子の状況を全部知っている薬剤師さんじゃないと、会いたくないから、その人のいるときにしか行かない

し。私が今、連絡を取るのは、ここで出会って、同じ状況にいる、または、同じ状況をパスした人達だけ。

じゃないと、わからないもの。私たちの気持ちは。これを経験した人じゃないと」


日本でナースをしていたときも、同じようなことを話してくれたお母さんがいました。

その頃、まだ若く、人生経験も、ナースとしての経験も浅かった私は、

「そこまでしなくても・・・」

と、心の中で思ったのを覚えています。


少し、年もとって、人生も長くなって、ナースの経験も長くなってきた今、

やっと、そのお母さんの気持ちが、わかるようになってきました。

そして、目を開かされた思いでした。


癌の治療は、どうしても、長くなるので、入退院を繰り返しながら、治療を続けていくため、

「このフロアで会う人達は第二の家族のようだ」

と、よく言われますが、

ほんとうに、お母さんたちにとっては、お母さんたち同士が、一番の仲間で、ある意味、家族なのです。


「あなたも、私たちの家族の一員なのよ」

といわれると、ほんとうに、身が引き締まります。


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Author:oriental nurse
子どものがん看護、緩和ケアをモントリオールで追求しているオリエンタルナース(東洋人ナース)です。

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